沖縄でも人気!にんにく料理

2月29日は「にんにくの日」だそうです。4年に1度で、いろんなところで「にんにく」にちなんだイベントがあるようです。今年はないですが、世界三大香辛料の1つであるにんにくの良さを追求したいと思います。
にんにくの歴史
最古の原産地は中央アジアといわれ、世界で初めてにんにくが登場するのは、紀元前4000年頃の古代エジプトのピラミッド建設の際に使用されていたとされています。日本へは中国を経て平安時代(8世紀頃)に伝わり、強壮剤や香辛料として使用されていたようです。『古事記』や『源氏物語』にもにんにくの記述が見られます。
育てやすい作物であったことから世界中で広く普及し、様々な風土に適応し多様な品種が生み出されています。
沖縄には、島にんにくや葉にんにくがあります。島にんにくは小粒で香りが強く生で食べたり生で漬物にすることもできます。葉にんにくは、ヒルンクワー、ヒル、フルと呼ばれることもありやわらかな香りが特徴で歯ごたえがあり鍋やチャンプルーなどにも適した野菜なんです!

にんにくの栄養
にんにくはユリ科の植物で球根部分、葉や茎の部分まで食用できる野菜です。さまざまな栄養素が含まれますが、ビタミンB1や葉酸、βカロテン、食物繊維、アリシンやS-アリルシステインなどがあげられます。下記に主な栄養素をピックアップしました。
【ビタミンB1】
糖質やアミノ酸の代謝などに関与し、エネルギーを作り出すために必要な栄養素。疲労回復を助ける効果があり、脳と神経を正常に保つ働きもあります
【ビタミンB6】
体内でアミノ酸の代謝を助ける補酵素として働いています。また、ビタミンB1と同じく、アミノ酸の代謝などにも関与しています
【食物繊維】
腸内環境を整える腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やす作用があります。
【アリシン】
にんにくの独特な香りのもととなる成分。ビタミンB1の吸収を促進する働きがあり、疲労回復効果が期待できます。抗菌作用や血行促進なども期待される成分。
【S-アリルシステイン】
抗酸化作用や抗菌作用、炎症抑制作用などの効果が期待される成分で、にんにくの熟成過程で増える希少成分。
ニンニク料理

日本でもにんにく料理は多いですが、何を思い浮かべましたか?餃子やペペロンチーノ、チャーハンなど身近な料理ににんにくを使用されています。またシュクメルリも有名ですね。鶏肉をガーリックソースで煮込んだジョージア料理です。にんにくは独特な香りや風味で食欲が促されますね。食べ過ぎると胃腸への刺激が強く腹痛などを引き起こしますので注意が必要です。体調や日頃の健康にサプリメントとの併用もおすすめです。
♦沖縄でにんにくを使った料理「ブエノチキン」
移民先のアルゼンチンから帰国した人が、ブエノスアイレスで学んだローストチキンの味を沖縄に持ち帰ったことで始まった沖縄のお店「ブエノチキン」。そのお店の看板メニューなのが、若鶏をお酢とにんにく、ハーブなどを合わせた秘伝のタレに2日間漬け込んで、ロースターでじっくりと焼き上げた、その名も「ブエノチキン」です!ガツンとにんにくが利いていて美味しいですよ!沖縄では「沖縄のソウルフード」としてメディアでも取り上げられています。ぜひ味わってみてくださいね!
まとめ

古くから知られるにんにくは健康作用のある魅力的な野菜です。美味しさを楽しむためはもちろんですが、毎日の食事やスタミナをつけたいときの食事などに上手に摂り入れましょう。また、にんにくを使った新しいレシピにも挑戦してみてはいかがでしょうか?